うずらの玉子、なると、人参、玉ねぎ、じゃがいも、里芋、八つ頭、山芋、ロールキャベツ、白菜、ほうれん草、春菊、トマト、タコ、豆腐、チーズ、手作り肉団子、豚足、だし巻き玉子、鶏手羽、鮭、ウィンナー、ベーコン、水餃子…といった名前があがりました。「じゃがいも」を挙げた人が多く、むしろ定番の一つと言ってもいいのかもしれません。

「つい作り過ぎてしまって夕飯は１週間、おでんが続く」
「出汁をとって作ったものが美味しくておでんの素は使わなくなった。亡くなった友人に褒められて、来客時の定番料理になった」
「前橋市千代田町にあった、老婦人二人が営業していた店。閉店近くになると鍋の底をさらい、少し崩れた大根に辛子を付けて、辛口の熱燗が良かった」
「子供の頃誕生日パーティーには必ずおでん鍋があった」
「学生時代に同じ下宿の仲間とおでんパーティー。寒い地方だったので心も体も温まった」
「社会人になった年、上司におでん屋さんに連れてってもらった。お酒を飲みながらのおでんは大人になった感じがした」
「昭和30年代、寒くなると駄菓子屋の店先に七輪と大きな鍋が置かれ、真っ黒な汁におでんの串がぎゅうぎゅうに並んでいた。具材は、コンニャク、安物のさつま揚げ、強烈な味と匂いのスルメイカ。子供の頃のおでんが食べたい年配の方は、スルメイカを入れてみて」

この他にも心に響くおでんエピソードをたくさん送っていただきました。おでんは私たちにとって、ちょっと特別な存在と言えるのかもしれません。