群馬をもっと好きになる!SDGs ぐんラボ!×アンカンミンカン富所哲平【きもの小川屋】

  • 更新日:2022/05/18
  • 公開日:2022/05/27
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2022年4月より半年間 毎月第2、第4金曜日更新、『群馬をもっと好きになる!SDGs ぐんラボ!×アンカンミンカン富所哲平SDGs特集』が始まりました!自ら「SDGs芸人」と名乗る富所さんが、SDGsに取り組むぐんラボ!と繋がりのあるお店をご紹介。SDGsについて、楽しく、わかりやすく富所さんと一緒に学んでいきましょう!

日本の伝統文化を継承し、幸せを創造する着物。【きもの小川屋】

明治8年創業の老舗着物専門店の小川屋さん。「きもの」を通して日本の伝統文化を継承し、幸せを創造する。今回は、日本の伝統文化である「きもの」から、現代のアパレル産業を考えたいと思います。

大量生産・大量消費の豊かな社会では、安く手軽に、サイズも色も自由に選べて、ちょっと気に入らなくなったらすぐに捨てて、また新しいものを買えばいい。この先にある未来は、果たして持続可能なのでしょうか。

綿や麻、絹のように純度100%の自然素材ではなく、化学繊維などの便利な素材。その処理は、先進国の技術を駆使しても厄介でコストが掛かってしまう。流行りを通り過ぎて着なくなったケミカルな服を、寄付というカタチで途上国に送りつける。途上国でもあふれたケミカルな服は、その処理技術を持たない途上国でケミカルの山を作り、やがて自然環境を汚していく…。

一方では、大量に送られてくるタダ同然の服が、現地の発展を担うはずの一次産業を狂わせる。そんなことはつゆ知らず、消費者のニーズを満たすために余る前提で生産が予定され、そのコストカットを支えるために、途上国の安い人材が不当な労働を強いられる。

循環が成り立っていた昔から文化と共に受け継がれ、ハレの日に寄り添ってきた「きもの」。DNAレベルで身体に刻まれているのか、「きもの」を着ると身が引き締まる。

僕が今回お借りした袴ですが、背筋が伸びる感じが何とも心地良く感じました。現代の当たり前は、全然当たり前じゃなくて、多くの犠牲の上に支えられて成り立っています。だからこそ僕たちは、「きもの」を通して、もう一度、和(輪)というものを考え直してみる必要があると思います。

小川屋さんのSDGsは、そうした文化や伝統を押し付けるのではなく、魅せて伝えて考えるキッカケを作ること。「きもの」の魅力を最大限に表すことができれば、あとは僕たちひとりひとりが考えて選ぶだけ。きものを着付けるということは、伝統文化を気づかせることなのかもしれません。

そしてそこから選んだ先に、それぞれの幸せがある。日本の伝統文化を継承し、幸せを創造する。五代目の伊藤社長から、その熱い想いが伝わってきました!

【きもの小川屋が取り組む『SDGs』】
■ファストファッション等で大きな課題となっている、ケミカルな衣類の大量生産と大量廃棄。その対極的とも言える、存続可能な和装文化の伝承。

キーワードは、「伝統文化を着る」です。それではまた次回!

きもの小川屋【ポイントUP対象】

住所 〒371-0022 前橋市千代田町2-7-15
電話番号 0120-47-6002
営業時間

10:00~18:30

店休日

水曜日

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【ぐんラボ!SDGsへの取り組み】

群馬のポータルサイトとして、SDGsの理解促進のために情報提供をしています。また、地域経済の活性化に取り組み、「群馬に住み続けたい!」と思える街づくりの一環として今回の企画をスタートしました。今後も出来ることを一つずつ、未来へ向かって前進します。

【SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは!?】

SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」のこと。未来のために、一人一人が取り組んで行く世界共通の目標です!まずはどんなことが出来るのか知ることを学び、未来のために一歩踏み出しましょう!

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